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遺伝とがん
遺伝のしかた
遺伝性腫瘍の場合、血縁者に同じ病的バリアント(がんを発症しやすい遺伝子の特徴)が受け継がれる場合があります。遺伝性腫瘍の中で最もよくみられる遺伝のパターンは、常染色体顕性遺伝(優性遺伝)形式といいます。
常染色体顕性遺伝(優性遺伝)形式
●が、遺伝性腫瘍の原因となる特徴をもった遺伝子を示します。
親
子ども
子どもは、父と母からそれぞれ一つずつ、遺伝子を受け継ぎます。
常染色体顕性遺伝(優性遺伝)形式では、親から子どもへ受け継がれる可能性は性別に関わらず、50%(1/2)です。
がん自体が遺伝するのではなく、生まれもった遺伝子の特徴、つまり病的バリアント(がんを発症しやすい遺伝子の特徴)が次世代に受け継がれます。
その病的バリアントを受け継いでも、必ずしもがんを発症するわけではありません。
遺伝子の特徴は次世代に受け継がれます。
そのため、遺伝性腫瘍と診断されたご本人だけではなく、血縁者への影響についても考える必要があります。
遺伝とがん
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